INTERVIEW

介護職/施設長 金城雄士

利用者さまに、そして自分にも
「不可能なんて無い」を
証明し続ける

[ 介護職 / 施設長 ]中途入社5年目

金城 雄士

PROFILE

沖縄県八重瀬町出身。学生時代に福祉の仕事に興味を持ち介護職員として従事、介護分野の個人そしてチームで働く楽しさや難しさを実感。将来を見据え組織や経営等にチャレンジしたいと考えていた際、琉新の風と出会い、代表や常務の思いに胸を打たれ入社を決める。自他共栄の心を常に持ち、メンバーの育成マネジメントにも挑戦中。

  • 介護の喜びを追求したくて
    恵まれた立場を離れた

    介護の仕事に初めて関わったのは10代のとき。親族が経営する施設でアルバイトをしたのがきっかけでした。最初は仕事がとにかくきつくて、いつも辞めたいと思っていましたね。だけど、徐々にできることが増えていく中で考え方が変わりました。たくさんの利用者さまと接し、看取りという形での悲しい別れも経験しながら、たくさんの方の思いに寄り添えるこの仕事に喜びを感じるようになっていったんです。

    以前の施設では管理職を務めていて、「将来的には施設を引き継いでほしい」と言われていました。当時は22歳、恵まれた立場でもあったと思います。ただ、自分の中では「ずっとここにいるだけでいいのか」という思いも芽生えていました。決められたレールの上を走るだけではなく、あえて遠回りをしてでも他の場所を知り、介護の喜びをさらに追求して成長したいと考えたんです。親族の会社を退職した私は、「ゆくゆくは経営者になりたい」という思いとともに、琉球の街グループへ総合職として入社しました。

  • 利用者さまのために実現した
    「自立型介護」のスタイル

    グループの「琉新の風」に入った私は、結果さえ残せば自由にやり方を考えられる風土のもと、管理職としてさまざまな施設の現場をカバーしながら、前例のない取り組みにも挑んでいきました。たとえば従来の地元の施設では、有料老人ホームなどの建物の1階にデイサービスを作り、利用者さまに過ごしていただくのが当たり前。でも利用者さまの中には「自分らしく自由に過ごしたい」と考える方もいます。一律のケアプランでは、すべての方の希望をかなえられないのです。そこで私は施設の運営スタイルを根本から見直し、現在では一緒にドライブに出かけるなど、利用者さまの「やりたいこと」を実現できる場所をつくりました。

    こうした取り組みは、琉球の街グループが掲げる「自立型介護」のスタイルにつながっています。ケアをする側が何もかもやってあげるだけでは、利用者さまの可能性を閉ざしてしまうこともある。だからこそ私たちは「やりたいことをやってもらう」スタンスを大切にしているんです。

  • 判断は現場に任せる、
    何かあったら責任を取る

    私の信念は「断らないこと」。ご高齢者の中には認知症によってコミュニケーションがうまく図れなかったり、暴れてしまったりする方もいます。受け入れてくれる施設がなければ、ご家族の負担は増すばかり。だから私は、どんなに大変な状況でも断りません。ケアマネジャーさんや自治体の関係者には「金城に連絡すれば何とかなる」と感じてもらえるようにしたいと考えています。このスタンスがあるからこそたくさんの人に感謝されるし、会社へのお問い合わせがどんどん増えるという好循環にもつながっています。

    そんな私の思いを経営陣も後押ししてくれていて、「判断は現場に任せる、何かあったら自分たちが責任を取る」と言ってくれるんです。この安心感があるからこそ私は大胆に動けるのだと思います。入社以来ずっと、私は社長や副社長とも真剣にぶつかり合い、意見が食い違うときにも自分の思いを絶対に曲げませんでした。そんな私を真剣に叱り、全力でほめ称えてくれる。時には一緒に涙しながら、協力して前に進んできました。

  • 「次の社長は俺だ」
    誰にも負けたくない

    今でこそグループの人員は充実していますが、以前は業界の例に漏れず人材不足で、過酷な労働環境だった時代もありました。状況を変えるために会社は職員への還元を真剣に考え、待遇改善を進めてきました。着実にコスト削減を進め、現状に満足せずどんどん高い目標を立てて取り組んでいく。頑張れば、いつの間にか給料が上がっていく。そんな環境が実現されています。私の場合でいえば、20代後半の年収としては沖縄県の全産業の平均値を超えていると思います。職員が余裕を持ち、利用者さまのために尽くし、誰もが幸せになれるようにする。この好循環を通じてグループで沖縄ナンバーワンを目指しているんです。

    私自身は今、「ここに残る」という決意を新たにしているところです。自分をここまで育ててくれた会社に恩返しをしたいし、これからもっともっとグループを成長させなければいけない。「次の社長になるのは俺だ」と思っています。後に続く若いメンバーのロールモデルとして、さらなる成長の渦の中心で、誰にも負けないように活躍していくつもりです。

介護職/施設長 金城雄士

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